地面で黄昏ていたらしいセミが、
いきなり「チッチキチー!」言いながら飛び立った事に、
動揺を隠せません、みかんです。
ホントだってば。
ホントにチッチキチーだったんだってば。
イヤハヤいよいよ、
セミてんこ盛り の時期がやってきましたね。
そして、セミといえば夏休みなわけですよ。
なにこの強引な持って行き方。
何を隠そうみかんは、
夏休みを、
どう過ごそうか、何をしようか、と考えあぐねている最中なのです。
うーんうーん。超悩むー。
て。
っは!!
たーいへーん。
スッカリウッカリ忘れちゃってた。
何をしようか というか、
しなくちゃ!な事がたくさんあるじゃない。
まず第一に、夏休みといえば、
アレをしなくてはならないじゃないですか。
朝6時30分から、
公園でラジオ体操しなくちゃ!じゃないですか。
あーたーらしーい朝がきたー とか口ずさみながら、
特に、第2に力入れて頑張らなくちゃ じゃないですか。
あの、
マッスル┗( ̄  ̄)┛マッスル
な、ポーズを特に真顔で無表情に頑張らなくちゃ じゃないですか。
あぁ恥らったら負け(何かに
んでそれが終わったら、
首から変な紐でぶら下げた変なカードに、
スタンプ押してもらわなくちゃなんですよ。確かそうなんですよ。
それから今度は、
アサガオの観察とかしないといけないじゃないですか。
何しろ、
朝10時までは遊びに行ってはダメ。
涼しいうちに宿題をすませましょう。
という風に、
夏休みのしおりみたいなモノに書かれてますから。
なのでまず、アサガオの観察とかしとかなくちゃじゃないですか。
夏休みの最終日、
記憶だけを頼りに半泣きでまとめて書く というのも、
アリっちゃアリだけども、やっぱりコツコツが大事。
コツコツと地道に毎日、
「図鑑写せば良いや」と、
悪代官のような微笑を浮かべて思う事が大事。
それらの作業
(机の前に座るだけ座って、早く10時になれ!とひたすら願う作業)
が終わったら、程よく10時になっているので、
いよいよ遊び解禁!ですよ。
早速、木陰へ行き、
老い先短いセミさんを、
ただひたすら体育座りで生暖かく見守ってあげる、
そんなエキサイティングな遊びに興じなくちゃなわけです。
退屈知らずの憎いヤツ、みかんです。
カレコレ2時間ほど生暖かく見守ったら、
ちょうどお昼です。
手を洗い、うがいをし、テレビの前に正座して、
タモさんに「そーですね!」と言わなくちゃな時間なのです。
そしてソレが終わったら、
「何が出るかな何が出るかなタラララランランタララララン」
を棒読みで言いじゃくった上で、
小堺さんの「略して?」のコールに、
「恋の話ー!略して、
駅のホームで出会うあの人は、いつも悲しそうな顔をしてた。
最初は「またいる」くらいの気持ちしかなかったんだけど…
いつ頃からだろう。
いつのまにか、私はあの人を目で追うようになってた。
出来る事なら、あの人の笑顔が見たいと願うようになってた。
そう。私はその人に恋をしたの。
的な、話ー」
みたいな事をしなくちゃなわけですよ。
それが終わると、17時30分まで今度は、
『午後のセミさん』を生暖かく見守らなければじゃないですか。
あーもう夏休みって超忙しい。
それらを踏まえて、今年は、
海!祭り!干からびる!寝る!食べる!溶ける!
飲む!飲む前に飲む!で、夏休みを満喫しようと思います。